ANA国内線【PR】

カテゴリ:美術

  • 平山郁夫展
    [ 2012-05-18 22:05 ]
  • 『トリックアート展』へ行く・・の巻
    [ 2011-01-30 20:06 ]

平山郁夫展



富山県水墨美術館へ行ってきた。
佐川美術館の協力により代表作72点と
黒部ダムを加えた計73点を展示。

美術館の構造上、多くの絵はガラスを隔てて
鑑賞しなくてはならず、絵までの距離があって残念・・・。

絵の号数的に一般感覚では策を講じる必要もなく
許容範囲内なのだろうが、俺独自の鑑賞は出来ない。

富山でそれをやると「こいつ頭おかしい」
そういう感じで捉えられてしまう。

それを東京の美術館で同じようにやると
「どこでその鑑賞法を身につけたのか」
美大関係者を中心に接触、質問される。

西洋美術館でモネを鑑賞していた時
40代後半のフランス人男性が小さく拍手しながら近寄ってきて
笑顔で握手を求められた。
「モネをこれほど正当に見てくれる人が日本にいて嬉しい」
付き添いの日本人が通訳してくれた。

呆気にとられてその場はそれで終わったが
彼の風貌と醸し出す雰囲気は只ならぬものがあり
かなり著名な人物であったと思われる。

絵画には弾力性を感じる距離がある。
大袈裟ではなく、それは㎜単位。
動けなくなるぐらい、ガーンと心と体に来る位置。
絵の中に入ったり、額の外の世界観を楽しんだり。

近付いてタッチを見ていると筆が見えて腕が見えて
描いた人が見えて、その部屋が見える・・・。

後で調べてみると、その状況が極めて近いことが多い。

生活音が聞こえて、暗くなって、明るくなって
強い執着から一時だけ解き放たれる未完成の絵画。

規則的なリズムと不規則的な心情が向けられ繰り返し
目の前にある状態の絵へと近付いてゆく・・・。

平山郁夫氏の凄いところ・・・例えば山の絵画。
通常なら、稜線というか尾根を際立たせるように
高さや大きさからくる雄大さを中心に描くのだが
明らかに“力”を描いてる。

パワースポットが少し前に大流行した。
山というものは中腹の窪んだところに力が蓄積される。

エネルギーがそこから放出されているかのように。

その描き方が本当にお見事。
本物の山以上のものを受けとらせてもらった。

また、人工的な柵を描く際も、上と下では呼吸法を変え
無機質なものにも息衝く生命感を綿密に表現している点も凄い。

その作業に従事した人達への尊敬心というか
自然に対する畏敬の念に加えられる人工物が
風景と一体化し、新たなる波動へと繋がるようにとの願いをも感じる。

何かを感じさせてくれるのは当然だけど
「何かをやろう」という衝動にまで見る者を高めてくれる。


          祈り(エローラ石窟)1998 ~絵ハガキで購入~



     楼蘭の朝(楼蘭遺跡三題)1991 ~色紙で購入~

by satoshi_tsukuri | 2012-05-18 22:05 | 美術 | Trackback

『トリックアート展』へ行く・・の巻

断続的に空から白いのが舞い落ちる一日。
会場の新川文化ホールは大盛況。
最終日だからだろうか。

壁の額縁からサメ、イルカ、クジラなどが
臨場感を伴って飛び出してくる。
ように見える絵の連続・・・。

2歳ぐらいの女の子が怖いと泣き叫ぶ。
4歳ぐらいの男の子は絵にキックしている。

時間がなかったので急ぎ足だったが
ある種のカオス状態を満喫出来て良かった。

~関連オススメ本~
『トリックアート大百科2011年2月号』
という本が鉄人社から出てるんですけど
人物の造形がホント凄いことに・・・。


 『無限の流れ』2008年オリジナル(株)エス・デー
  森の奥地に不思議な川を発見。
  どの船が一番高いところを流されているかな?
  川の流れを順番に辿ってみよう。
  気が付いたら出発点に逆戻り。

by satoshi_tsukuri | 2011-01-30 20:06 | 美術 | Trackback